こんにちは
株式会社空き家総合研究所の原(ハラ)です!
当社の演劇体験会の目的の一つに
「非認知能力を伸ばす」という
よくわかったようでわからないものが
掲げられていますね。
いったい非認知能力っていったいなんなのでしょうか?
とりあえず「非認知能力」でWEBの辞書をひいてみると
“個人の能力のうち、いわゆる「認知能力」には該当しない種類の能力の総称。”
とでてきます。これではさっぱりですね。
もう少し説明が必要です。
話は変わりますが、皆さんの中で「自尊心」という言葉を
聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
「自尊心が高いと、勉強や人間関係で良い結果が出る」
みたいなネット記事を読んだことがあるかもしれません。
自尊心が高いと良い結果と結びつきやすいのはなんとなくわかるけど
でも、いったい「何」なのかはよくわかりませんよね・・・。
そこで登場するのが「心理学」です。
「なんかアレを持ってるとなんとなく人生豊かっぽい」みたいに
あいまいに認識されてきたものを
ちゃんと言葉で定義して
様々な方法で測れるようにしてあげるわけです。
すると
従来(主に学校教育)では計測できなかった能力を
測れるようになるわけですね。(計測可能になる)
例えば学校では
「文章読解力」「計算力」などを計測するために
テストで点数化していますよね。
(このような従来のテスト等で計測可能な能力を認知能力と呼びます)
これと同じように
「自尊心」や「忍耐力」なども計測するために
心理学では様々なテスト方法が開発されているわけです。
ここまでくると先ほど引用した辞書の言葉がなんとなくわかるのではないでしょうか。
つまり「従来のテストなどで計測できなかった個人の能力」のことを
非認知能力と呼んでいるということです。
(認知能力じゃない能力だから非認知能力・・・。安直すぎやしないか?)
これで「非認知能力」がなにものかわかりましたね!
・・・・・・。
って、そんなことないですよね。
「~じゃないもの」というカテゴライズなので
とっても広い概念になってしまっていますね。
これでは「非認知能力を伸ばす」という言葉は
「認知能力ではない能力すべてを伸ばす」という
最凶最悪の目的になってしまいます。
ということで、当社ではもう少しだけ
非認知能力を分解しています。
この分解の作業では
数々の書籍や大学等の研究機関の研究結果などを参考にして
かなりの時間と熱意をかけました。
そして「演劇的手法」と「特定の能力の介入方法(≒高める方法)」を
かけ合わせ、教室のカリキュラムを作成しました。
当然、なかには演劇教室では高めるのが難しい能力もあります。
当社の演劇教室はこのように作成したカリキュラムをもとに実施しますので
「(当社がターゲットとして選んだ)非認知能力を伸ばす」という書き方の方が
良いのかもしれません。(ややこしい表現になってしまいますが・・・)
もし当事業にご興味を持たれた方は
是非お気軽にお問合せください。